夏になると、肌の手入れと日焼け対策に対するミスから肌トラブルを引き起こしてしまう人が多い。しかし肌に関する科学的知識を身につけるだけで、実はこれらを効果的に回避することができる。新華網が伝えた。
四川大学華西病院皮膚科主任医師の李利氏によると、肌表面の一番外側にある角質層は、水分を閉じ込め菌の肌表面からの侵入を防ぐ役割がある。そのため肌の障壁であるこの角質層が損なわれれば、肌が乾燥し、赤くなり、かゆみが生じ、過敏になり、老化を加速させることになる。
そこで夏に過度なクレンジングで清潔にしすぎたり、化粧水やミストの頻繁な使用は非科学的。過度に清潔にすることで角質層が損なわれ、肌が赤くなり、血管が膨張し、発疹などが生じることになる。また化粧水やミストなどは角質層の水分を直接補給してくれるが、蒸発するのも速いので、過度な使用は天然の皮脂膜を洗い落とし、肌が乾燥するリスクを生じさせることになる。
専門家は、フェイスパックの不適切な使用やディープクレンジング、熱めの湯による洗顔、角質の頻繁な除去、日焼け対策の不足、スキンケア用品や化粧品の濫用といった行為を避けるようアドバイスしている。
また中高年男性には皮膚病が多くみられるため、男性も日焼け対策に注意が必要だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年5月28日