ナビを使いすぎると馬鹿になる?英デイリー・メール紙によると、英国のナビゲーション研究所の専門家デイヴィッド・バリー氏はこのほど、人類は数千年の進化で周辺環境に対する鋭い感覚を養ったが、この本能はハイテクナビツールに過度に依存することで完全に失われる可能性が高いと述べた。同氏によると、グーグルマップのようなツールは「悲しく危険」な存在であり、長期的に使用することで人と自然環境の間に食い違いが生じるという。科技日報が伝えた。
同氏によると、脳の「ナビ機能」を司る組織が長期的に使用されなければ、これが退化するというさらに深刻な事態に陥るという。アルツハイマー患者の脳の海馬は訓練不足により萎縮し、疾患に襲われた時に脳組織が脆弱で抵抗できないというのだ。これらの患者の初期症状はよく迷子になるということだ。専門家は、普段は脳と感覚により方向を見分け、過度にナビに依存することがないよう提案した。
同氏は動物や昆虫のナビ能力を研究しており、専門書を出している。彼の最新の発言は、ネットユーザーの幅広い議論も引き起こした。あるネットユーザーは「もうおしまいだ、私は運転中にナビが不可欠だ。もうほぼ退化してしまったのだろうか」と冗談を飛ばした。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年6月3日