中国人力資源・社会保障部(人社部)はこのほど、31省(自治区・直轄市)の最低賃金基準をめぐる状況(2019年6月まで)を発表した。データによると、上海の最低賃金は月額2480元(1元は約15.7円)、4年連続全国トップの座を維持した。1時間あたりの最低賃金基準は、北京が24元で首位。中新経緯のニュースアプリが報じた。
写真(人社部サイトのスクリーンショット)
6省・市の最低賃金が月額2千元超
最高は上海の2480元、最低は青海
この人社部の最新統計データによると、今年上半期の時点で、上海、北京、広東、天津、江蘇、浙江の6省・市の最低賃金がいずれも月額2千元の大台を突破した。上海は2480元と、2016年以来4年連続トップ、北京は2120元、天津は2050元だった。
深センの情況はかなり特殊で、最低賃金は月額2200元だが、同市が属する広東省の最低賃金第一ランクは2100元だった。つまり、同一省内で2つの基準が設けられていることになる。
東北3省のうち吉林省の最低賃金(月額)第一ランクは1780元、黒竜江省を100元、遼寧省を160元、それぞれ上回った。西北5省についてみると、最低賃金(月額)が最低だったのは青海省(1500元)で、全国でも最低だった。甘粛省、西蔵(チベット)自治区、寧夏回族自治区の最低賃金(月額)はいずれも1700元未満だった。
(資料写真、撮影・徐世明)
時給をみてみると、北京、天津、上海、広東の4省・市の最低賃金はいずれも20元を上回り、うち北京が24元で全国首位、上海が22元、天津が20.8元、広東が20.3元だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年7月25日