北部戦区総病院が明らかにしたところによると、同病院の韓雅玲院士が中国内の同業者と協力し、45の心臓センターを率い、5年近くにわたる臨床観察を行った中国産完全生体吸収性ラパマイシン溶出NeoVasステントが、このほど正式に国家医療器械製品登録証を獲得した。また全国の多くの病院で臨床使用に投入された。世界唯一の同類市販品として、同ステントは心臓病患者のステント植え込み後に血管が再狭窄するという問題を解消した。科技日報が伝えた。
韓氏は「薬品溶出ステントは血管の弾性収縮を抑制し、新生内膜の過度な増殖を防ぐ効果を発揮した後、血管内で存在し続ける必要がない。これは金属ステントが永久に存在することで炎症反応、新生動脈硬化、ステント断裂などのリスクがあるためだ。また血管の正常な収縮機能、その後の冠状動脈バイパス手術の接合操作に影響を及ぼす可能性もある。そのため完全生体吸収性ステントは、上述した状況を効果的に回避できる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年8月15日