中国人はどんなナイトライフを送っている? (3)

人民網日本語版 2019年08月22日10:53

▽北京市:24時間書店がナイトライフの新たな人気スポット

北京は社会消費財小売総額の消費が全国で2番目の都市だ。書店をレストランや商店が集まるエリアや最もおしゃれなエリアに開き、24時間営業するのが、多くの都市の発展戦略になっている。

三里屯は北京でトレンドに敏感な人が集まるエリアで、バーが立ち並ぶ間に、バーよりも長く店を開ける24時間営業の三聯韜奮書店がある。大勢の若者が写真を撮りにやって来て、午後12時を過ぎても、店内では大勢の人が本を読んでいる。

今は携帯電話や電子書籍が広く普及し、実店舗の書店は業績が芳しくない。こんな中、夜に営業する書店を開くのは実はとても難しいことだ。

同書店の姜軍店長は店内の最もよい場所にカウンターを設置し、コーヒーやフルーツティのほか、スイーツやアイスクリームも提供する。ここに来るのは本を探すためだけでなく、仲良しの女友達で集まるという人もいれば、図書館のように利用して本を読むだけで買わないという人もいる。

しかし姜さんは「それでいい。こうした大胆なチャレンジが真に価値あるリターンにつながる。三聯韜奮書店が24時間営業を始めた日には、一日の売上高が1万元を突破した。ここ1年ほど、こんな小さな書店がかき入れ時には1晩の売上高が平均7千元前後に達する」と述べた。

19年7月12日、北京市商務局は「北京市のナイトタイムエコノミーのさらなる繁栄と消費の伸び促進に関する措置」を発表し、映画や読書といった明確なテーマを掲げた「夜の北京」の文化レジャー活動を計画実施するよう提起し、引き続き24時間営業の実店舗書店を支援するとした。出版社の中には年間100回を超える読書会を開催したところがあり、24時間書店が増えるにつれ、各書店の読書会の50%が夜に開催されるようになった。

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