現在、中国には1億を超える市場主体がいる。これは国民の10人に1人は市場主体だということを意味している。これらの市場主体は社会全体の富に対する主な寄与者であり、経済の発展を推進する巨大なパワーでもある。「経済日報」が伝えた。
市場主体は市場経済の細胞であり、経済発展レベルを推し量る重要な目安だ。中国の市場主体は成長が速く、活力がみなぎり、業態が新しく、サポートする範囲が広く、今や目下の経済の安定的成長と外部からの衝撃への対処における重要なよりどころだ。
2018年3月16日は、中国経済発展史の1ページに記載される日になることは間違いない。この日、中国で1億番目の市場主体が北京市政務サービスセンターの工商登記サービスプラットフォームで「誕生」した。
国務院発展研究センター資源・環境政策研究所の李佐軍副所長は、「各種市場主体は社会全体の富に対する主な寄与者であり、経済の発展を推進する巨大なパワーでもある。中国の市場主体は1億を超え、国民の10人に1人は市場主体であり、これはまさしく社会の起業・革新における新たな活力であり、市場主体に信頼感があることの現れだといえる」と述べた。
李副所長は、「企業は各種の生産要素を統合した組織体だ。一般的にいって、企業の資源の配置効率は個人が孤軍奮闘して行うよりも高い。企業という組織は分業協力を有効に活用して、各部門の生産効率を高め、各種資源要素の価値を最大限発揮して、経済成長の活力と原動力をかき立てることができる」と説明した。
李副所長は続けて「各種市場主体が公平な競争が行われる市場環境の中で分業協力すれば、より効果的に新技術の研究開発と遅れた技術の淘汰を推進することができ、新技術の産業化応用の歩みを加速することもできる。より重要なことは、激しい市場競争の中、競争のリズムに順応できない多くの市場主体が姿を消す可能性があると同時に、新しい市場主体が続々と参入する可能性もあるということだ。一部の市場主体は競争の中で大きな成長を遂げ、経済発展により多くのパワーで寄与するようになるだろう」と述べた。
中国企業研究院は李錦首席研究員は、「市場主体は市場経済の細胞であり、その数の多さ、規模の大きさ、成長の速さ、構造の優劣は、経済発展レベルを推し量る重要な目安だ。こうした市場主体は成長が速く、活力がみなぎり、業態が新しく、サポートする範囲が広く、経済発展への寄与度が高く、目下の経済の安定的成長と外部からの衝撃への対処における重要なよりどころだ」と述べた。