日韓の紛争が農産品・観光産業にも波及 (2)

人民網日本語版 2019年08月22日16:00

観光産業も日韓関係悪化の影響を受けている。韓国最大の航空会社・大韓航空は20日、日本路線を大幅に縮小すると発表した。原因は韓日摩擦による両国関係の緊張状態により、日本への観光客が大幅に縮小したことだという。韓国・聯合ニュースの報道では、日本路線を縮小すると同時に、中国、東南アジア、オセアニアへの路線や便数を増やすという。

韓国の格安航空会社(LCC)ティーウェイ航空、イースター航空、エアプサンも同じように日本路線の縮小や運行停止に着手した。

韓国の世論調査機関リアルメーターがこのほど行った調査によると、回答者の82%が、「今年は日本を旅行しようと思わない」と答えた。人口約5100万人の韓国から、昨年は750万人が日本を訪れ、国別訪日外国人数で2位だったが、日韓関係の悪化により、韓国人観光客は日本旅行の計画を相次いで取りやめている。

韓国メディアによると、スーパーでは日本産ビールの販売量が急激に落ち込み、提供をストップするレストランも増えている。その影響で日本産ビールの7月の輸入額は前月比45%減と大幅に減少し、約434万2千ドル(約4億6168万円)にとどまった。昨年までの約10年間、韓国のビール輸入額では日本産が常にトップだった。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年8月22日

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