〇「ガーディアンズ・オブ・胃袋」と呼ばれる宅配員
道路や路地を毎日走り抜ける宅配男子は、多くのネットユーザーから、「ガーディアンズ・オブ・胃袋」と親しみを込めて呼ばれている。実際のところ、オンラインフードデリバリーの発展によって、中国人のライフスタイルは確かに激変した。
フードデリバリーは結局のところ、社会にどれだけの貢献をしているのだろうか?あるデータからその答えが得られそうだ。
美団点評は今年5月、初の社会責任報告を発表した。この報告のデータによると、美団デリバリーの1日あたり注文量は、最高で2500万件を突破した。中国科学院大学ネットワーク経済・ナレッジマネジメント研究センターの研究試算によると、美団デリバリーでの注文1件につき、消費者は約48分間を節約することが可能で、レストランに行って帰ってくるための時間と、店に到着後、注文してから食事が運ばれてくるまでのかなりの時間が節約できる。
フードデリバリーは、店舗の経営効率アップにも一役買っているのと同時に、新たな雇用をけん引している。美団デリバリーの一社だけでも、2018年、1960万の雇用機会を生み出した。これには、宅配員270万人の雇用機会と、店舗における1600万人あまりの雇用機会が含まれている。2017年の宅配員数220万人から、宅配員数は50万人も増えたことになる。
業界アナリストは、「現在、さまざまな生活サービス関連の電子商取引プラットフォームは、雇用の促進、雇用構造の合理化、労働の質の向上などの面で、従来よりさらに多くの社会的責任を担うようになった」と指摘している。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年10月18日