新中国成立70周年

大卒者の不動産賃貸青書 賃貸暮らしが90%以上

人民網日本語版 2019年10月10日14:40

ここ数年、中国では毎年、800万人以上が大学を卒業して社会人になる。新社会人の住居ニーズをよりよく理解し、彼らがふさわしい物件に巡り会うようサポートするため、人民在線、未来網、蛋殻公寓など各方面がこのほど手を組み、現代の若者の不動産賃貸をめぐって、どんな希望があるか、どんな物件が好みか、どんなタイプを借りるか、コストはどれくらいか、どんな態度で臨むか、リスクに対する意識はどうか、などさまざまな点について調査研究を行った。人民日報海外版が伝えた。

この調査研究の結果に基づいて作成された「2019年大学卒業生不動産賃貸青書」がこのたび北京で発表された。これを読めば現代の大学卒業生の住まいについて全面的に理解することができる。

同青書のデータによると、目下の大学卒業生の90%以上が賃貸物件を借りて住まいの問題を解決している。2019年度卒業生を代表とする95後(1995年から1999年生まれ)の青年は、インターネットツールを利用して日常生活のニーズを処理するのに慣れており、オンラインで自分に合った賃貸物件を探すという。

同青書のデータでは、調査に回答した大学卒業生の80%近くが不動産賃貸プラットフォームの公式なアプリかサイトで物件情報を探すと答え、30%以上がその他のインターネットやSNSで物件情報を得ると答えた。

つまり、青年が賃貸物件の情報をつかむ主要ルートはインターネットだということだ。ネットの発展を受けて、不動産賃貸市場は大きく様変わりしつつある。

同青書は、「青年層は個人のプライバシー空間、住まいの条件、住み心地をより重視し、そのことは高い品質の賃貸物件および賃貸サービスへのニーズに現れている。95後には『ネット化、SNS化、品質追求』という3つの特徴があり、そのため築年数が新しくてファッショナブル、経営がシステム化されたブランドの長期賃貸物件が、若者の賃貸ニーズに最もふさわしいといえる」との見方を示した。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年10月10日

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