中国の救援隊2チームが国連から「国際重型救援隊」に認定 アジア初

人民網日本語版 2019年10月24日16:51

中国応急管理部は23日、中国救援隊および中国国際救援隊が同日、国連「国際重型救援隊」の審査と再審査を無事通過したことを明らかにした。中国はアジアで初めて、国内の2つの救援隊が国連から国際重型救援隊の認証を受けた国となった。新華社が伝えた。

国連「国際捜索・救助諮問グループ(INSARAG)」が組織した14ヶ国20名の国際審査専門家が、10月20日から22日にかけて、中国救援隊と中国国際救援隊に対して、厳格かつ全面的な審査を実施した。約40時間におよぶハードかつ継続的な地震捜索実践演習を経て、国際審査専門家は、満場一致で、中国救援隊に対する認定と、中国国際救援隊に対する再認定に同意した。

応急管理部の鄭国光・副部長は、23日に行われた国連国際重型救援隊認定式において、「中国政府は越境救援事業を極めて重く見ており、国際的責任と義務を積極的に担っている。2つの認定救援隊を擁するアジア初の国として、中国は、国連などの国際組織や世界各国との協力を強化し、災害・事故のリスクや危害をより効果的に軽減し、運命共同体である人類のためにより大きな貢献を行っていく」と話した。

2005年に能力ランク別評価がスタートした国連国際重型救援隊は、救援隊の総合力を全体的に体現したものであり、国際救援隊が被災国に入り、国際人道主義的立場で救援活動を行うことを被災国が受け入れる上での重要な参考および依拠ともなっている。認定後の資格は5年間有効で、期限が過ぎると再審査が実施される。

2018年8月に創設された中国救援隊は、今回初めて、国連「国際捜索・救助諮問グループ(INSARAG)」が組織した国連国際重型救援隊として認定された。2001年4月に創設された中国国際救援隊は、2009年11月に初めて認定され、国連国際重型救援隊の資格を得た。5年に一度の再審査という条件にもとづき、2014年8月に再審査・再認定された。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年10月24日

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