若者が時間管理系の文化クリエイティブ商品を買いたがるのはなぜ? (3)

人民網日本語版 2019年12月19日08:22

単向暦

鄭州航空工業管理学院文法学院の副教授である「80後」の清暄さん(ペンネーム、女性)は毎日効率アップ手帳を持ち歩き、自宅のデスクマットの下には、入念に計画された1日の日程と1週間の計画が書かれたスケジュール表が常に置かれている。

劉暢さんと違い、清暄さんがこんなことをするのはストレス発散のためではなく、自身の「重度の先延ばし症候群」を治すためだ。

大学の教員である清暄さんは、普段授業をする以外、大部分の時間をどう過ごすかは自分で決めることができる。しかしこの「自由時間」をどう計画し、利用するかは、彼女を悩ませる大きな難題でもあった。

2017年、清暄さんは1ヶ月かけて効率アップ手帳の使用に関する本を数百冊読んで研究し、各ブランド、カテゴリー、内容設計の特徴を十分に理解した後、自分なりの高効率時間管理をスタートさせた。

自分の毎日の効率と問題点を知るため、清暄さんは時間軸に沿って生活や仕事の予定を書き込み、左の欄には実際の日程、右の欄には目標とする日程計画を書き込んでいる。その結果、2017年の年末までに、清暄さんは百万字の小説を完成させ、2018年からは大学教員と並行して脚本家としての仕事もするようになった。

「すべての事を完成させるのは不可能だが、合理的に計画することはできる」と話す清暄さんは、今ではよく周囲の若者に自分の時間管理スキルを紹介している。「毎日カレンダーと時間軸に沿った計画の通りに行動し、遊ぶ時は遊び、働く時は働く。ちっとも大変だとは思わない」と清暄さんは言う。

ある専門家は、「クリエイティビティとコンテンツは時間管理関連の文化クリエイティブ商品の核心競争力。ユーザーに『毎日めくる』と同時に『毎日考える』習慣をつけさせることが大事だ」と指摘する。

このカテゴリーの「ネット人気商品」の一つである「単向暦」(毎日名言が一言書かれた日めくりカレンダー)が、オフィシャルサイトで紹介している商品の「キャラクター設定」が実にふるっており、「慰めも説教もしない。物知りだが、時に可愛い一面もあり。時間に命を吹き込む、ハートフルなカレンダー」となっている。 (編集AK)

「人民網日本語版」2019年12月19日 

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