同報告によると、「交通機関の切符がなかなか手に入らないという問題は目に見えて緩和された。一方で、今年は『逆方向の春運』(故郷にいる両親が子どもの働く都市部にやって来て、一緒に春節を過ごすこと)への注目度が前年の5倍に上昇し、到着地と出発地の入れ替えを選択して、春運(春節<旧正月>の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)のピークを避ける人が多くなった。うち『逆方向の到着地』のトップは北京だ。また一方で、インターネットの乗車券購入システムが整備されたことの影響も大きい」という。
こうしたデータは百度地図が先に発表した「2020年春運交通予測報告」と合致する。春運報告は「逆方向の春運」を選択する人の移動状況を予測し、「逆方向の到着地」の人気都市上位10ヶ所は、重慶、北京、広州、成都、上海、深セン、杭州、西安、長沙、鄭州になるとした。このうち7都市は、春運で最も多くの人が他都市へと移動して滞在人口が減る10都市にも入っている。こうして、春節の時期になると毎年、大都市から「人がいなくなる」という現象が変化するという。
今年の春節には、「帰省難」への注目度は82%低下した。ネットユーザーが「鉄道乗車券」を検索する際の関連ワードをみると、「乗車券購入攻略」、「復路の乗車券」、「乗車券予約待ち攻略」など、乗車券の購入に関する内容が引き続き上位に並んでいる。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年1月21日