新小売上場企業に新たなチャンス到来
新たなシーンは新たな需要を喚起し、新たな需要は新小売上場企業に新たな可能性と挑戦をもたらした。
蘇寧の関係責任者は、「新型肺炎対策を実施する間、蘇寧は自社の強大な生鮮食品供給チェーンの能力、『1時間生活圏』へのサービス提供能力を活かし、全国に広がった小売末端のO2O(オンライン・ツー・オフライン)による融合・カバーの優位性を十分に発揮して、私たちの傘下の関連ブランドに対する消費者の認知を効果的に高めていく。カルフールなどは消費財のオンラインショッピングという角度から、蘇寧と協力して『1時間生活圏』をすべてのシーンをカバーすることになる」と述べた。
永輝スーパーの李国社長は、「新型肺炎の影響で、オンラインショッピングが発展の黄金期を迎え、小売産業でのオンラインとオフラインとの融合発展の歩みも加速する。永輝は科学技術によるバックアップ力を絶えず向上させ、デジタル化へのモデル転換を強化し、『携帯電話の中の永輝』を確立していく」と述べた。
同じように新小売の展開を加速する紅旗チェーンは店舗の営業時間を延長した。「市場の供給を全力で保障するため、3大配送センターを24時間体制とし、3100店ほどある店舗への商品の配送を全力で保障する。同時に、店舗の大部分は実際の状況に合わせて営業時間を延長している」という。
業界関係者は、「このたびの新型コロナウィルス肺炎の流行が生み出したオンライン市場のニーズは、関連の上場企業に供給チェーンや配送など多くのプロセスで挑戦をもたらしはしたが、この思いがけないフローの大幅増加は、新小売業務の一層の発展を促進することになるとみられる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年2月6日