新小売に新たなチャンス オンラインで野菜を買うのに目覚まし

人民網日本語版 2020年02月07日08:09

新型肺炎の感染対策を進める中で、オンラインでの食料品買い出しや買い物が流行し、中でも生鮮食品に最も人気があり供給が不足気味だ。春節(旧正月、今年は1月25日)連休期間には、毎日生鮮や叮咚買菜などの生鮮食品を扱うECプラットフォームの取引額が毎日それぞれ3倍と6倍増加した。蘇寧易購、歩歩高、永輝スーパーなどの新小売分野の上場企業も市場シェアを奪おうと力を入れている。「上海証券報」が伝えた。

新型コロナウィルス肺炎がいつものような春節のリズムをかき乱し、多くの都市の消費者の日常的な消費習慣をあっという間に変化させ、多くの上場企業がオンライン市場でのシェア獲得に大いに力を入れるようになった。

オンラインの食料品買い出し・買い物の注文が激増

杭州市浜江区に住むホワイトカラーの敖さんはここ数日間、生鮮食品を扱う叮咚でその日に売り出した新鮮な野菜を手に入れるため、目覚まし時計をセットするだけでなく、家族の携帯電話も駆使して複数のアカウントを登録して買い物に臨むが、目に見えない「野菜をめぐって争う無数のライバルたち」にかなわず、いつも買えずに終わるという。

叮咚の関連責任者は、「今年は春節期間に新型肺炎が起こり、消費者のオンラインでの食料品買い出しのニーズが大幅に増加し、最近はうちのプラットフォームのユーザーの一日当たり平均増加数はのべ4万人を超える。春節連休期間には、GMV(総流通総額)が前年同期の6倍に増え、客単価が70%増加した」と述べた。

熱を帯びる販売シーンには別の生鮮食品ECプラットフォーム・毎日優鮮の姿も見える。同社のデータによれば、今年の大晦日から春節4日目まで(1月24日-28日)の間に、同社のプラットフォームの実質的な取引額は前年同期比321%増加し、このうち野菜、果物、肉、水産品、防護マスクのニーズが最大だったという。

春節連休期間には、注文が爆発的に増加しながら配達員が減少したため、多くの企業が配送と供給チェーンに強い圧力を受けたと感じたという。ウォルマート傘下の会員制スーパーブランド「サムズ・クラブ」の関係者は、「最近はオンラインの注文量が大幅に増加しているが、配達員は深刻な人手不足に陥っている」と嘆いた。

これまでの経験を踏まえ、叮咚は今年の春節に第一線の従業員の75%を勤務させ、在庫もそれなりに準備したが、それでも需要に供給が追いつかなかった。関係責任者は、「在庫を最適化するため、光明集団の上海農場とのマッチング、食糧基地での直接買い付けなどさまざまなルートで商品を補充している」と述べた。

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