がんはヒトの健康、命を脅かす深刻な病気で、骨盤や股関節、膝、肩、踝(くるぶし)などの骨関節などに発生すると、その治療が非常に難しくなるというのが、世界的な難題となっている。中国新聞網が伝えた。
上海交通大学医学院附属第九人民病院は8日、新型コロナウイルス感染拡大防止・抑制対策実施期間中、同病院の整形外科の専門家・■永強教授(■は赤へんにおおざと)が、浙江省台州市の男性(53)の巨大な腫瘍ができた骨盤右側を切除し、3Dプリント技術を駆使してパーソナライズした人工骨盤の置換に成功したと発表した。同男性は順調に回復しているという。
中国工程院の戴尅戎・院士が率いるこの整形外科は、科学界と協業し、世界に先立って3Dプリント技術を駆使してパーソナライズした人工骨・関節の研究開発に取り組み、3Dプリントパーソナライゼーション病変モデル、人工骨盤など「三位一体」の治療スタイルを構築した。これは、これまで治療ができなかった骨腫瘍など、整形外科が扱う深刻な疾患の新しい治療スタイルが確立されたことを意味する。■教授は、「3Dプリント技術のパーソナライゼーション医療スタイルは、一部の疾病を患う患者にとって、命を救ってくれる医療だ」と強調している。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年5月12日
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