中国初の商業開発の大型シェールガス田で、中国石油化工集団(中国石化)江漢油田涪陵シェールガス田のシェールガス累計生産量が300億立方メートルにのぼった。現在の1日あたり生産量は1700万立方メートルで、3400万世帯の日常的なガスの需要を満たせる。国民経済の回復の加速、エネルギー安全の保障、美しい中国の建設に貢献している。華竜網が伝えた。
重慶市に位置する涪陵シェールガス田は、中国の「川気東送」(四川省の天然ガスを東部に輸送する)パイプラインの重要ガス源の一つであり、中国石化「ガス化長江経済ベルト」行動の重要な資源の基礎だ。同ガス田の開発成功は中国のエネルギー開発の歴史における新たな一里塚となり、中国のエネルギー革命の新たな道を切り開いた。
シェールガス開発という世界的な難題に直面した中国石化はゼロから取り組みを開始し、模索を続けた。シェールガス埋蔵総合評価、水平井最適化快速掘削、長水平井段階的破砕ガス試験、試験掘削・開発、グリーンな開発を中心とする涪陵シェールガス田開発の特色ある5大技術体制を革新的に集約した。中国初の国家級シェールガスモデルエリアを完成し、世界のシェールガス開発に貴重な経験を提供した。現在ガス田「焦頁1HF井」が2680日連続で生産しており、「焦頁6-2HF井」の累計生産量が3億1000万立方メートルを超えている。中国最長のシェールガス田の開発期間、単一井あたり最大の累計生産量という2つの記録を引き続き保持している。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年5月13日