中国企業、アフリカで全長3.7万キロの海底ケーブルを建設へ

人民網日本語版 2020年05月20日13:18

中国移動国際有限公司はこのほど、フェイスブック、南アフリカ通信事業者MTNなどの国際パートナーと共同で「2アフリカ海底ケーブル」プロジェクトの投資・建設を行うと発表した。同プロジェクトの全長は3万7000キロメートルで、完成後は世界最大の同類プロジェクトの一つになる。経済日報が伝えた。

このアフリカ大陸でカバー範囲が最も広い海底ケーブルプロジェクトの完成後、アフリカ・欧州及び中東の切れ目なき相互接続が実現されるとともに、東アフリカの中継局を通じその他のユーラシア海底ケーブルと連結し、さらにアジア地域にまで拡張する。プロジェクトは2023年か2024年に使用開始される見通しで、その容量は現在のアフリカの海底ケーブル全体を上回る。システム中核部分の設計上の容量は180Tbpsにのぼる。プロジェクトはアフリカの広い範囲にわたる地域の、インターネットの大容量及び信頼性に対するニーズを満たすとともに、中東で急拡大する容量のニーズをさらにサポートする。同時に1億人以上のユーザーの将来的な4G・5G及び固定ブロードバンド接続の需要を満たすための基礎を固める。

「2アフリカ海底ケーブル」は仏アルカテル社の海底ネットワークSDM1新技術を導入し、最大8芯の光ファイバー旧技術の代わりに最大16芯の新技術を採用することで、伝送容量とコスト効果を上げる。この海底ケーブルは光ファイバー交換技術を採用し、ブロードバンドの柔軟な管理を保証する。同時にケーブルの埋設深度を50%拡大し、そして既知の海底障害物所在地を回避する。これらの措置はケーブルの可用性を最大限に保証する。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年5月20日

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