長江のスナメリの保護活動に携わっているボランティアの武さんは今月22日早朝、南京長江大橋の下の水面を観察している時に、グレーのスナメリの群れを発見した。スナメリの群れは30分ほど「サーフィン大会」を披露。波を越えたり、追いかけっこをしたりしていたという。さらに、4‐5頭が同時にジャンプする「アーティスティックスイミング」も披露していた。中央テレビニュースが報じた。
南京で14年間スナメリを観察しているという武さんは、「これほどたくさんのスナメリを一度に見るのは今回が初めて。それに、珍しく南京長江大橋の下に集まっていて、追いかけけっこをしていた」と話す。
スナメリは小型のイルカで、中国の国家一類保護水生野生動物に指定されている。長年、長江の中・下流に水域に生息しており、「水中のパンダ」とも呼ばれている。
南京では長江の保護活動が大々的に展開されており、その成果が少しずつ現われ始めている。ボランティアによると、南京では現在、50‐60頭のスナメリを観察することができ、都市の中に美しく、ほのぼのとした自然の景色を作り出している。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年6月24日