農村を訪ねて「小康」を感じよう(9)花と風景を愛でるアグリツーリズムが発展

人民網日本語版 2021年08月17日14:13

【はじめに】中国共産党創立100周年祝賀大会で、習近平総書記は、党と人民を代表して、「全党、全国の各民族の人民の持続的な奮闘を経て、中華の大地で小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に完成させるという1つ目の100年の目標を達成し、絶対的貧困の問題は歴史的な解決をみた。今は、社会主義現代化強国を全面的に完成させるという2つ目の100年の奮闘目標達成に向けて、意気揚々と邁進している」と厳かに宣言した。

小康社会の完成度は、農村を見れば分かるものだ。農業が発展しているか、農村が美しいか、農民が豊かな生活を送っているかなどは、小康社会の全面的な完成の質と社会主義現代化の質を左右する要素となる。

人民網日本語版では、「農村を訪ねて『小康』を感じよう」をテーマにしたシリーズ記事を掲載し、中国の広大な農村で生じている生産や生活における大きな変化、そして人々がしっかりと実感している獲得感と幸福感、安心感を紹介していく。また新時代における美しい農村ののどかな風景や小康社会を全面的に完成させた農村の物語を描き出していく。

雲南省騰衝市曲石鎮では、2019年から三尺バーベナやバラなど10種類の特色あるテーマを設けた花畑の景観を作り上げ、四季を通じて花を鑑賞できるようにした。花と風景を愛でるアグリツーリズムは延べ1万人以上の住民の雇用を創出し、現地の経済増収をけん引した。現在、同地ではインフラがより整備され、観光・旅行、飲食・民泊、文化観光・文化クリエイティブなどの産業が勢いよく発展している。曲石鎮の昨年の1人あたり所得は1万2000元(1元は約16.9円)以上にのぼった。かつて過疎化していた無名の村は現在、ゆとりある生活への道を歩んでいる。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年8月17日

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