現在も新型コロナウイルス感染拡大が続いている上海市にある上海新国際博覧センターに設置された「方艙医院(臨時医療施設)」において、夜を徹した作業が9時間にわたり懸命に行われた結果、広さ8500平方メートルのオフィスエリアが完成し、今月6日午前9時に引き渡しが完了した。
上空から見た上海新国際博覧センター。
「上海建工」は4月5日午後12時35分、上海新国際博覧センターに設置された「方艙医院」の総指揮を担っており、仁済病院党委員会の書記を務める鄭軍華氏から、E1館に湖北省や江西省、天津市の上海支援医療チームを「方艙医院」に迎えるためのオフィスエリアを、6日朝までに設置してほしいという緊急要請を受けた。
新型コロナ対策当局の統一した手配に基づき、湖北省や天津市、江西省の上海支援医療チームのメンバー合わせて3500人が、上海新国際博覧センターに設置された上海市最大の「方艙医院」で支援を行うことになっている。
4月6日夜中0時15分に到着した第一陣の材料。
緊急要請を受けた「上海建工」は、時を移さず行動を起こし、作業員や材料、設備、物資を即刻現場に手配した。建設者は夜を徹して、懸命に作業を行い、6日午前8時30分に、8500平方メートルのオフィスエリアと照明工事全てが完成した。そして、午前9時に、無事引き渡しも完了した。(編集KN)
上海新国際博覧センターに設置された「方艙医院」オフィスエリアの作業現場の様子。
「人民網日本語版」2022年4月7日