2022年上半期に、中国の国内総生産は前年同期比2.5%増加した。パナマの経済学者エディ・タビロ氏はこのほど、「長年にわたり、中国はずっと世界経済成長の主なエンジンだった。今も世界経済が新型コロナウイルス感染症から回復するために積極的な貢献を行なっている。私は中国経済の将来に十分な信頼を寄せている」と述べた。人民日報が伝えた。
企業活動・生産活動の再開が持続的に推進され、中国国内の需要が上昇を続けるのに伴って、中国の税関総署が発表した最新のデータによれば、今年6月の中国の物品貿易輸出入は前年同期比14.3%増加して、年初以来の単月の最高を更新した。タビロ氏は、「中国は感染症対策と経済社会の発展を統一的に進め、経済安定政策の効果が徐々に現れている。経済グローバル化の重要な支援者と参加者として、中国はグローバル経済を牽引して沈滞ムードを追い払いつつある」と述べた。
6月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比0.6ポイント上昇して、50.2%になった。タビロ氏の分析によると、PMIは50%を経済の好不調のボーダーラインとし、言い換えれば分岐点としている。50%以上になれば、製造業の活動が拡大傾向にあることを示す。製造業は国民経済発展の基礎だ。中国は世界一の製造業大国、世界一の物品貿易大国、そして世界最多の外貨準備残高を保有する国だ。PMIが上昇して分岐点を超えれば、中国経済の回復発展傾向が続き、製造業の景気拡大が続き、プラス要因が絶えず増加していることを示しているという。
またタビロ氏は、「中国は常に開放協力によって互恵・ウィンウィンを実現してきた。世界2位のエコノミーとして、引き続きドアを大きく開け放ち、対外開放を拡大し、各国と発展のチャンスを共有して、世界の発展繁栄の推進により大きく貢献するだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年7月19日