中国作家協会が10日に発表した「2021中国ネット文学青書」によると、2021年、ネット文学の海外市場が30億元(1元は約19.8円)規模を突破し、海外ユーザーが1億4500万人に達した。
中国作家協会が2018年から毎年発表している「中国ネット文学青書」は、中国全土の重点ネット文学サイト合同会議の各メンバー機関を主な統計の対象とし、ネット文学の過去1年の発展を様々な観点から振り返っている。
今回発表された青書によると、2021年においてネット文学の海外発信がより重視されるようになり、海外進出の形式もより多様化した。「ネット文学の海外進出」が共通の認識となり、その世界での影響力が拡大し、海外読者の構成は多元化し、読者の学歴は高く、女性が多くなっているほか、海外でローカライズされた発信体系が構築されつつある。同年、ネット文学の海外市場が30億元規模を突破し、海外ユーザーが1億4500万人に達し、世界のほとんどの国や地域をカバーするようになった。海外進出したネット文学作品は合わせて約1万作品に達した。うち、紙媒体の本のライセンスを受けた作品が約4000作品、オンライン翻訳作品が約3000作品となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年8月11日