中国工程院院士で、浙江大学教授の譚建栄氏は16日、「メタバースは将来的にエネルギー、農業、金融・投資、不動産、職業訓練など多くの分野で幅広く活用されることになるだろう」と述べた。
近年注目を集め続けているメタバースは、今後20年さらにはより長期間にわたって次世代ネットワークになるとともに、人類の未来のデジタル化生存の新世界でもあるとみられている。多くの中国企業が関連分野に進出しており、海外ではメタやNVIDIAなどのテック企業が事業展開している。
デジタル化設計・製造分野の研究を専門とする譚氏は、16日に開幕した2022中国国際デジタル経済博覧会において、「仮想現実を始めとする先端技術の持続的な発展に伴い、メタバースはインターネットの新局面を切り拓いた。第1・2世代ネットワーク(モバイルネットワーク、モノのインターネット)と比べると、現在の次世代ネットワークはメタバースネットワークだ。その特徴は真の3次元、真の体験、真の実感だ」と述べた。
譚氏は、メタバースにはステータス、友人、没入感、低遅延、多元化、いつでもどこでも、経済システム、現代文明の8大要素が含まれるとした。これらは単なる3次元可視化と虚実共生ではなく、その場に本当にいるような感覚、自然なインタラクション、並列実行であり、3D技術の真髄だとしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年11月17日