中国では近年、オンライン中医学病院や中医学クラウド診療室、スマート中医薬局などが登場し、情報化に下支えされた中医薬が人々に便利な医療サービスを提供しているほか、新型コロナウイルス感染症との闘いにおいても、重要な役割を果たしている。中国国家中医薬管理局がこのほど発表した「第14次五カ年計画(2021‐25年)期間中の中医薬情報化発展計画」は、デジタル化を深化させて国民に便利なサービスを提供するほか、中医学病院のスマート化を強化して、中医薬の健康サービスとインターネットの一歩踏み込んだ融合を促進することを目標に掲げている。新華社が報じた。
計画は、各地に対して、スマート中医学病院の建設のほか、中医学の電子カルテや中医学の名医に関する情報システム、中医学スマート補助診療システムといった中医薬を特色としたシステムを開発して導入し、スマート中医薬局といったサービススタイルを採用するよう奨励している。また、中医学オンライン病院を設置し、遠隔診療やオンライン診療を発展させ、診療前、診療中、診療後をカバーするオンラインとオフラインが一体となった中医学医療サービススタイル構築を推し進めるよう奨励している。
また計画は2025年をめどに、中医薬管理体制に適応し、中医薬の発展の規律にマッチし、医療・健康と融合した中医薬情報化システムをほぼ構築し、デジタル化による国民へのサービス提供能力を顕著に増強することを目指している。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年12月7日