新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まってから3年の変化を経て、感染症初期の従来株と異なる様相を呈している。臨床結果によると、現在主流のオミクロン株は感染部位が主に上気道で、下気道の肺炎に至る割合は非常に低い。その発症率と重症化の割合が大幅に下がっている。光明日報が伝えた。
中医薬は新型コロナとの闘いで常に重要な役割を果たしている。首都医科大学附属北京中医病院の劉清泉院長によると、特に現在の全体的な症状がそれほど深刻でない場合、中医薬はより良い効果を発揮するという。
劉氏は、「感染した場合の一番目の症状はおそらく発熱で、最高で40℃前後になるが、37℃余りと低い場合もあり、1−2日ほど続く。二番目は喉の痛みと乾燥感で、これも際立った症状だ。三番目は倦怠感と同時に全身が痛む。この症状は3−5日後に徐々に和らぐ。軽い咳など重くなりそうな症状があれば、ほぼ最終段階になる」と述べた。
劉氏はさらに、「中国医学の治療は現在ますますシンプルになっている。『疏風』『清熱』『解毒』『解表』『化湿』などの効果を持つ薬を飲めばすべて効果的なはずだ。効果的な介入により、体の回復が比較的早くなる。似ている効果を持つ薬を多く服用するべきというわけではなく1種類だけでこうした問題を解決できる。中国で販売されているこうした薬は100種類ほどにのぼるが、南北の地域差がある。同じような機能を持つチベット薬、モンゴル薬、ウイグル薬など、各地の実情を踏まえて、現地に適した薬を選ぶといいだろう。地域によって治療法と服用する薬が異なる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年12月8日