昆明-バンコク間が最速で55時間に 中国・ラオス・タイを結ぶ往復貨物列車が初運行

人民網日本語版 2023年02月09日16:05

冷蔵コンテナ19個に計286トンの新鮮な野菜を積載した中国ラオス鉄道を走る国際貨物列車「瀾湄快線」が2月7日、雲南省昆明市王家営西コンテナセンター駅を出発した。55時間後にはタイの首都バンコクに到着する予定という。これにより、中国・ラオス・タイを結ぶ往復貨物列車の全行程での初運行が実現した。

中国・ラオス・タイを結ぶ往復貨物列車は、通関、コールドチェーン輸送、物流の保障、サプライチェーン、金融サービスを統合した鉄道輸送フルチェーンサービスプロジェクトで、中国と東南アジア諸国の間の効率的で、安定し、利便性の高い鉄道物流サービスを提供している。

同列車は、中国ラオス鉄道の国際貨物列車「瀾湄快線」を利用して昆明からラオス・ビエンチャン南駅に入り、貨物の積み替えが行われたのち、タイの狭軌線路でバンコクに到着する。従来の「鉄道と道路」を利用した輸送ルートに比べ、所要時間が1日短縮され、輸送コストは20%以上削減されることになる。今回初運行が実現した貨物列車には、リュウガンやドリアンなど季節の果物がタイで積載され、中国に運ばれるという。

「一帯一路(the Belt and Road)」の質の高い共同建設に向けた象徴的なプロジェクトである中国ラオス鉄道は、中国とアセアン諸国が構築する効率的で、便利で、スピーディな国際的な大規模物流輸送ルートで、その輸送ニーズも高まり続けている。

中国ラオス鉄道国際貨物輸送ネットワークはすでにラオス、タイ、ミャンマー、マレーシア、カンボジア、ベトナム、バングラデシュ、シンガポールなど「一帯一路」の共同建設に参与する国々を網羅しており、輸送貨物は開通当初の十数種類から今では1200種類以上にまで拡大した。

中国ラオス鉄道国際貨物列車は、これまでに累計3600本以上が運行され、輸送した貨物総量は250万トンを上回っている。(編集KM)

「人民網日本語版」2023年2月9日

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