赤外線カメラが撮影したオオヤマネコ(撮影・秦亜傑)。
内蒙古(内モンゴル)自治区額爾古納(アルグン)市室韋自然保護区内では最近、中国の国家一級保護動物や二級保護動物が度々確認されている。中国新聞網が報じた。
同保護区のモニタリングでは、国家一級保護動物に指定されているヘラジカや国家二級保護動物に指定されているオオヤマネコ、ヒグマ、オオカミ、ワシ、シベリアノロジカ、アナグマといった野生動物が確認された。
赤外線カメラが撮影したヒグマ(撮影・秦亜傑)。
2021年に発足した室韋自然保護区は、額爾古納市の自興林場と興安林場実験区の範囲内に位置し、総面積は約10万ヘクタール。24時間体制のモニタリングシステムと赤外線カメラを使って、野生動物の生息を数多く確認している。
室韋自然保護区管理局は、「国家一級、二級保護動物に指定されている野生動物が数多く確認されていることは、額爾古納地区の生態環境が継続的に回復していることを裏付けている。そして普段あまり見かけることのなかった野生動物が人々の視野に再び戻ってきている」との見方を示している。(編集KN)
赤外線カメラが撮影したヘラジカ(撮影・秦亜傑)。
「人民網日本語版」2023年3月13日