中国の「世界遺産」45カ所-自然遺産
カンボジア・プノンペンで21日に開催された第37回世界遺産委員会プノンペン会議で、中国が今年申請した2件のうちの一つ、新疆天山が同日審査を通過し、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録されることとなった。22日には中国の今年2件目の申請である世界文化遺産に申請した紅河哈尼棚田の景観も審査を通過し、中国の世界遺産は45カ所に拡大した(文化遺産31カ所、自然遺産10カ所、複合遺産が4カ所)。スペインを上回って世界で2番目に世界遺産を持つ国となり、48カ所を有するイタリアに続く地位を獲得した。
自然遺産(計10カ所)
1 新疆天山
登録:2013年6月
世界遺産委員会コメント:新疆天山には壮大な雪山、優美な森林や草原、清らかな川や湖沼、広大な赤い峡谷、高山と砂漠のユニークな取り合わせと強烈なコントラストといった一連の際立って美しい景色の地域が含まれており、非凡な自然の美しさを見せている。新疆天山は落差の激しい灼熱と寒冷、乾燥と潤い、荒涼さと美しさ、壮観さと精緻さが渾然一体となり、独特の自然の美しさを見せ、世界自然遺産の「7つの基準」を満たしている。極めてよい自然の奇観、非凡な自然の美しさを持つ重要な地域だ。