中国の「世界遺産」45カ所-複合遺産 (4)
4 武夷山
登録:1999.12
世界遺産委員会コメント:武夷山は中国東南部の福建省北西の武夷山市に位置し、総面積は9万9975ヘクタール。武夷山の自然は独特で、特に「丹霞地形」で有名だ、九曲溪沿岸の奇峰や断崖が清らかな川面に映え、独特で美しい景観を構成している。
武夷山には手付かずで多種多様な多くの森林帯が残されており、中国の亜熱帯森林と中国南部の中で最大かつ代表的な森林となっている。多くの古くて貴重な動植物が生息し、中には中国独特のものもいる。また多くの爬虫類や両生類、昆虫も生活している。
武夷山は12世紀以上にわたって保たれてきた景観である。同山には紀元前1世紀の漢城遺跡や多くの寺、11世紀に生まれた朱子学関連の書院遺跡など、一連の優れた考古遺跡がある。同山は東アジアや東南アジアで何世紀も重要な地位を占めた中国古代の朱子学の発祥地でもあり、哲学や政治の面でも世界の多くの地域に影響を与えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年6月27日