中国の「世界遺産」45カ所-複合遺産
カンボジア・プノンペンで21日に開催された第37回世界遺産委員会プノンペン会議で、中国が今年申請した2件のうちの一つ、新疆天山が同日審査を通過し、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録されることとなった。22日には中国の今年2件目の申請である世界文化遺産に申請した紅河哈尼棚田の景観も審査を通過し、中国の世界遺産は45カ所に拡大した(文化遺産31カ所、自然遺産10カ所、複合遺産が4カ所)。スペインを上回って世界で2番目に世界遺産を持つ国となり、48カ所を有するイタリアに続く地位を獲得した。
複合遺産(合計4カ所)
1 泰山
登録:1987年12月
世界遺産委員会コメント:神聖で厳粛な泰山は2000年来、一貫して皇帝の崇拝の対象であり、泰山の人文的な傑作と自然の景観は完全に融合している。泰山は一貫して中国の芸術家や学者の精神の源泉であり、古代中国の文明と信仰の象徴であった。