韓国人気ドラマであら探し 諜報部員の銃がおもちゃ=中国 (2)
■ドラマ「会いたい」、心霊が映りこんでいる?
放送が終わったばかりの人気韓国ドラマ「会いたい」の8話目では、ユチョン演じる韓正宇がユ・スンホ演じる姜亨俊の家に向かうシーンのエレベーターの中で、斜め上を見る幽霊のような顔が映り込んでいるのをあるネットユーザーが見つけた。これは、撮影チームのスタッフが誤ってカメラの中に映り込んでしまったもので、薄暗いライティングに加え、上を仰ぎ見るスタッフの姿勢が、この心霊写真のような視覚効果を作ってしまったという。ネットユーザーはこれに対する不満を次々と漏らしており、「撮影スタッフもテレビに出たかったのでは?」と揶揄(やゆ)するコメントもあった。
■まだまだある!韓国ドラマの撮影ミス
これ以外にも、韓国のテレビ局MBCドラマ「7級公務員」の中で、ヒロインが携帯の画面を逆さまにして持っていたり、KBSドラマ「いとしのソヨン」で、ヒロインのソヨンに渡された雇用契約書の中の法律という文字の英語スペルが「LAW」ではなく「RAW」になっていたり、MBCドラマの「キング --Two Hearts(The King 2Hearts)」では、平壌のはずの地下鉄駅にソウルの地下鉄カードのデポジットを回収する機器が映りこんでいたりした。これ以外にも、韓国の人気女優ソン・へギョとチョ・インソン主演のSBSドラマ「その冬、風が吹く」では、男性主人公の生年月日が免許証には1979年と記載されているのに、身分証には1984年と記載されていたなどさまざまなミスが指摘されている。
このような多くのミスが発生する原因として、韓国ドラマのほぼ「生放送」に近い現場の撮影状況が挙げられる。ほとんどの韓国ドラマは撮ったらすぐ放送されるような「撮って出し」状態で、あまりにもタイトな製作スケジュールが、多くのミスを引き起こしてしまうのだ。厳しい製作現場で働く人々からすると、ネットユーザーの指摘は「重箱の隅を突付くようなもの」と感じるという。一方、作品に問題が発生した場合は、担当スタッフが徹底的にその事後処理を行うべきとの声もある。韓国ドラマ「太陽を抱く月」や「スポットライト」など数多くの人気ドラマの監督を務めているMBCテレビ局のキム・ドフン監督は「ドラマ放送後、ちゃんと品質管理がされなければ、関連商品の輸出により国のイメージに傷が付く」と危険性を語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年3月5日