戯曲「雷雨」80周年 国内外学者のシンポジウム=天津
「語り尽くせない曹禺(ツァオ・ユー)、演じ切ることのない『雷雨』」。戯曲「雷雨」の誕生80周年を記念する国際学術シンポジウムがこのほど、天津市海河の畔に建つ曹禺故居で2日間にわたり開催された。同記念イベントは、天津市委員会宣伝部と中国話劇理論・歴史研究会の主催によるもの。人民日報が伝えた。
「雷雨」80周年記念イベントにはこのほか、▽天津人民芸術劇院が曹禺の名作戯曲「雷雨」、「日の出」、「原野」などを上演する「永遠の曹禺−2013天津演劇週間」、▽曹禺がかつて学んだ天津南開中・高校で開催される「『雷雨』、南開園への里帰り」、▽曹禺の母校である清華大学で開催される「『雷雨』、清華園への回帰」、▽天津人民芸術劇院による舞台「雷雨」の上演、▽曹禺故居記念館が開催する曹禺と「雷雨」の写真・実物展などが含まれる。
曹禺(1910年−1996年)は中国を代表する劇作家で、「雷雨」は23歳の時に創作した戯曲。そこには、曹禺が少年時代を過ごした天津での生活や生活を通して観察したものが描かれている。「雷雨」は、中国で上演回数の最も多い作品であるほか、海外で最も多く翻訳・上演されている中国現代劇作品だ。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年9月23日