日本、ぽっちゃりブーム到来 スリム人気の反動?
香港メディアの報道によると、日本のさまざまなファッション雑誌が最近、「ぽっちゃり女性」にスポットライトを当て、日本では多くの人がぽっちゃりさんを目にする機会が多くなっている。さらに、今月17日には、体重が重いAV女優ばかりを売春相手としてあっせんしていた疑いで、AV制作会社の女が警視庁に逮捕された。つまり、いい意味でも悪い意味でも、日本の社会には「ぽっちゃり女性」の時代がやってきたのだ。どうして、このような現象が起きているのだろう?環球網が報じた。
中国の日本情報サイト「RecordJapan」は24日、日本では現在、健康的な「ぽっちゃり系」が流行していると報じた。テレビでは快活な「ぽっちゃり系」の女優が人気となり、「ぽっちゃり系」女子の特集を組むファッション雑誌も、販売数を伸ばしているのだ。女性の「美」に対する意識もこれまでの「太っているのは恥ずかしい」から、「ぽっちゃりもかわいい」に変化しているのかもしれない。
これまでも、ぽっちゃり好き男性が一定数いたはずだが、「痩せているほうが美しい」という風潮ではなかなかそれを言葉にはできなかった。しかし最近は、以前に比べて前向きでキュートなぽっちゃり女子が増えたことで、男性側にも変化が生じている。
このような現象を、社会学者の谷本奈穂氏は、「半世紀近くにわたって日本では『痩せている女性のほうが美しい』という風潮があったが、最近はその反動で、多少ぽっちゃりでも健康な体が尊ばれる風潮がある」と分析している。
ぽっちゃり女性が自信を持つようになるにつれ、臆さずぽっちゃり好きをカミングアウトする男性も増加するだろう。そうなれば、日本には正真正銘の「ぽっちゃり女性の時代」がやってくる。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年10月28日