李安監督率いる金馬賞審査委員会が姿を見せる
著名映画監督・李安(アン・リー)氏(59)率いる第50回金馬賞審査委員会一行が12日、台北で姿を見せた。同賞にとって授賞式を前に審査委員会がメディアに応じる初めての今回、委員長を務める李安氏は、「良性で良心があり、理性で感性がある議論を期待している。各賞の選考が、すべての人々を満足させるよう尽力する。今年の金馬賞は従来と異なり、最優秀作品賞を最初に授与する」と語った。北京青年報が伝えた。
李安氏は昨年、PRのため台北を訪れ「パイの物語」(2012年)が金馬賞上映時に驚きと好評を博したため、組織委員会により今年の審査委員会委員長に任命された。多忙極まるなか、予定日の前日にやっと台湾に戻り、審査に加わった。「金馬賞が半世紀続いたことは驚異的。引き受けた以上は全力を尽くし、毎日4作、12日間休まず全作品を審査する」と述べた。
「順調でありたい。秩序を守るのが最大の責務」。故郷で委員長を務めることについて李安氏は、「絶対は決して言えない。だが極力公正に、各人がそれぞれの意見を忌憚なく述べていただきたい。仲裁でもない、賞を分けるのでもない」と落ち着いた心境を示した。
第50回金馬賞授賞式は今月23日、催される。(編集HT)
「人民網日本語版」2013年11月13日