ポリス・ストーリーの最新作、UFCばりのオクタゴンケージを使用 (2)

　◆ダンスホールがオクタゴンケージに

　今回公開されたスチール写真のうち、バーの多くの室内写真により、事件発生時の環境を垣間見ることができる。物語の舞台となるバーは、リウ・イエ演じる「武江」が誘拐事件のために建てたもので、バーの室内では多くのパイプが交錯し、さながら迷路のようだ。また一見したところ見つけにくい隠し通路や密室がある。仕掛け満載のこの場所は、事件に絶好の舞台を提供した。地下格闘技出身の武江は、バーの中にケージ、サンドバッグを取り付けており、奇抜でワイルドな雰囲気だ。

　最も重要なシーンは、客のダンスに供されるオクタゴンケージだ。武江による誘拐事件において、このダンスホールは「鉄の檻」と化す。リウ・イエによると、このアイデアは監督によるものだという。リウ・イエは、「監督は格闘技ファンで、UFCが大好きだ。UFCはケージ内で試合をするが、このケージのアイデアはそこから得られている」と述べた。リウ・イエはケージの映画の中での効果について、「これは私の演じる武江の出身と関係している。武江は地下格闘技出身で、このようなケージ内で試合をするため、バーの中に移したわけだ。ケージ内でのダンスはファッショナブルだが、ドアを閉じれば恐ろしい雰囲気に包まれる」と語った。（編集YF）

　「人民網日本語版」2013年11月22日