中国の珠算がユネスコ無形文化遺産に
広東省中山市花都区故郷里民俗文化村で巨大な「そろばん」を見学する小学生 |
国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産政府間委員会第8回会議が4日、アゼルバイジャンバクーで開催された。審議の結果、中国の「珠算」がユネスコ無形文化遺産に登録された。新華社が報じた。
珠算とは、算盤(そろばん)という道具による数字の計算のことで、中国の4大発明に加えて「5大発明」とも言われ、すでに中国国家級無形文化遺産に登録されている。
中国珠算暗算協会の蘇金秀・副会長は、珠算がユネスコ無形文化遺産に登録されたことについて、次の通りコメントした。
コンピュータテクノロジーの発展にともない、珠算の持つ計算機能はだんだんと影が薄くなりつつある。だが、伝統的な珠算は、今でも粘り強い生命力を備えている。今回、珠算がユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、世界で珠算のことを知り、理解する人が増え、中華民族の誇りを強め、珠算文化の発揚と保護に関わる人が増えるだろう。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年12月5日