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タトゥーを入れる彫り師・陳堯さん。(「世界日報」/王艾香撮影) |
米ミズーリ州からニューヨークに引っ越したばかりの黄さん(女性)はある時、ドアを開けると腕に漢字で「棺材◆(=にんべんに老。棺桶職人の意)」とタトゥーを入れているラテン系の男性が立っているのを見て、びっくりし、急いでドアを閉めたという。現地のチンピラに目を付けられたと思ったのだ。すると、ドアの外から「ピザ」と叫ぶその男性の声が聞こえ、デリバリーの配達スタッフであることに気付き、お金を払い、ピザを受け取った。それでも、気軽に会話を交わす気にはならなかったという。中国新聞網が米華字紙「世界日報」を引用し報じた。
このように、中国人が見ると目が点になり、理解に苦しむタトゥーは、米国で決して珍しくない。例えば、「丑(醜いの意)」、「殺害他們全部、譲神整理他們(奴ら全員を殺して、神にけじめをつけてもらえ)」、「狗(犬)所」、「無料」、「迅笨」、「自律楽」などだ。これらのタトゥーを入れている本人も、意味は分かっておらず、彫り師に、不正確な意味を伝えられている場合もある。
「災」とタトゥーを入れているある女性は、「彫り師に『ビューティフル』という意味と伝えられた」という。また、ジェームスさんの腕には「破壊不可」というタトゥーが入れられており、彫り師に「アンブレイカブル(壊れない)という意味と伝えられた」という。
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