2014年3月25日  
 

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韓国のドラマと映画、中国における勝敗が鮮明に (2)

 2014年03月25日10:30
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■中国に合わせて「オーダーメード」はしない韓国映画

 キム•スヒョンやイ・ミンホが出演するドラマが中国で大人気となっているのに対し、韓国映画の人気は低迷している。うち、最も典型的な例が「スノーピアサー」だ。

 同作品は公開の3カ月前から、中国でも大々的な宣伝が行われた。しかし、中国と韓国の映画界関係者は、中国での「惨敗」ぶりに驚愕している。

 同作品の公開初日、スクリーン占有率は約25%となり、向かう所敵なしと思われていたにもかかわらず、興行収入が700万元(約1億1550万円)にとどまったのだ。そして、数日間はスクリーン占有率を保ったものの、興行収入は日ごとに減少した。製作費の面で、同作品と肩を並べる中国のお正月映画「西遊記之大閙天宮(The Monkey King)」(1月31日公開)の公開初日の興行収入は1億元(約16億5千万円)だった。17日は月曜日と平日だったことやお正月映画との比較という点を考慮しても、同作品は「大コケ」と言わざるを得ない。
 
 中韓合作映画も近年増加しているが、興行成績は伸び悩んでいる。うち、最も典型的なのは、キム・ヨンファ監督の「ミスターゴー(MR.GO)」で、中国での興行収入は1億1200万元(約18億5千万円)にとどまった。その理由に、中国と韓国はどちらもアジアという共通点があるものの、見る人の好みは異なるという点が挙げられ、韓国で売れたからといって中国で売れるとは限らない。例えば、韓国で700万人超動員のヒットを記録したラブストーリー映画「わたしのオオカミ少年」(2013年)の中国での興行収入はなんとわずか500万(約8250万円)だった。もちろん、中国映画も韓国ではなかなか見る人の心をつかめず、成龍(ジャッキー・チェン)の最新作「ポリス・ストーリー2013」でさえ、韓国での興行収入は1千万元(約1億6500万円)にもとどいていない。

 「スノーピアサー」のポン・ジュノ監督は、「中国に関連する映画を製作したいとずっと考えているが、適当な脚本が見つからない。中国人と韓国人の好みは異なり、好きなテーマも違う」との見方を示す。また、韓国の巨匠ハン・ジェリム監督も、「中国人と韓国人の両方を満足させられるテーマが見つからない。韓国の映画関係者が映画を製作する際、中国市場のことを一番に念頭に置くわけがなく、中国の観衆に合わせて『オーダーメード』することもない。そのため、韓国映画が中国では売れないのにも、情状酌量の余地がある。中国にとっても同じで、映画を製作するときに、まず韓国市場のニーズを考慮することはないだろう」と率直な見方を示している。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年3月25日 

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