2014年3月24日  
 

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インフィニティ、高級車の価格決定権を争奪

 2014年03月24日08:29
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 インフィニティ中国事業本部は19日、高級SUV「インフィニティQ50」を4月中旬より、中国市場で正式に販売することを発表した。消費者は全国各地のインフィニティ公認のディーラー、もしくはインフィニティの予約専用ダイヤルを通じ予約できる。中国経済網が伝えた。

 インフィニティが今回予約販売する車種には、「Q50 3.7」、「Q50ハイブリッド」が含まれる。「Q50 3.7」の予約販売価格は40万元(約652万円)からで、快適版、高級版、豪華版の3グレードに分かれる。「Q50ハイブリッド」は53万元(約864万円)からで、豪華版とフラッグシップ版に分かれる。

 この情報は、業界とカーマニアから注目を集めており、同車種に非常に期待していると表明する人も多い。本紙は、この期待について以下の三つの面から分析した。

 まず、インフィニティが発表した2車種の予約販売価格は、分かりやすく明確な情報を伝えている。動力・スペック面で強気の態度を示しているが、価格は購入しやすい水準となっており、消費者の期待を膨らませている。

 インフィニティは間もなく国産化による優位を占める。これには価格面の強み、部品・サービスなどの強みが含まれる。これまでの計画によると、インフィニティは今年夏に中国国内生産を実現し、まずQ50の国産化を実現することになる。Q50がBMW 3シリーズなど、ドイツ企業が中国に持つ合弁会社の同級車種と、競争を展開することは必至だ。

 次に、小・中排気量エンジンを搭載するQ50に期待がかかっている。「Q50 3.7」と「Q50ハイブリッド」は、インフィニティのフラッグシップモデルであり、「量産化」の重責を担っていない。同2車種の価格はすでに決まっているため、Q50の小・中排気量の車種はこれよりも割安になることが予想でき、30万元(約489万円)前後となるだろう。これは高級中・大型車の買い替えを検討している消費者が最も注目する価格帯で、幅広い市場空間を持つ。

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