「アメイジング・スパイダーマン2」 公開1週間で興行収入58億円 |
米スーパーヒーロー映画「アメイジング・スパイダーマン2」が4日に中国で封切られた。4日は労働節(メーデー)に合わせた3連休明けで、振替出勤日だったことから、翌週末になってようやく多くの映画ファンが映画館に押し寄せ、迫力ある3D効果と音響効果を楽しんだ。同映画の公開から1週間の興行収入は3億5千万元(約58億円)とスタートダッシュを決め、週末興行成績で楽々トップに立った。2年ぶりに帰って来たスパイダーマンの集客力に衰えはない。京華時報が報じた。
同作品の内容は、前作よりダイナミックで、登場人物の性格も前作よりも明るくなり、流行をリードするヒーローにレベルアップしている。また、前作を引き継ぎながらも現代社会に合わせた内容になっており、現代人の生活リズムに合った仕上がりとなっている。そのため、興行成績を伸ばすと同時に、メディアや観客らが、「同作品は前作より、さまざまな面でレベルアップしている」と声を揃えるなど、好評を博している。
そのほか、スパイダーマンとしてニューヨークの平和を守るピーターの恋人・グウェンの卒業式での卒業生総代スピーチが、間もなく卒業シーズンを迎える中国ではタイムリーとなり、映画ファンの間で話題になっている。同作品で描かれている、愛、家族愛、友情、青春、思い出などに、多くの人が共感を覚え、映画の世界に引き込まれている。
グウェンのスピーチには、多くの人が目頭を熱くし、社会人にとっても「催涙弾」となっている。中には、同作品の他のストーリーは横に置き、「グウェンのスピーチを聞くために、もう一度見たい」と語る観客もいるほどだ。 (編集KN)
「人民網日本語版」2014年5月14日