広東省の洪水・干ばつ対策総指揮部(防総)弁公室が10日明らかにしたところによると、温かい湿った空気と低気圧の伸びた前線の影響により、同省ではここ数日、広い範囲で豪雨、大型豪雨、超大型豪雨が出現し、珠江デルタ地域の観測ステーションの多くで降水量が100年ぶりに記録を更新した。同省は9日午後10時に洪水対策の3級緊急マニュアルを発動し、豪雨による洪水に全力で対応している。
48時間続いた雨の影響により、10日の午前8時13分には、雲南省怒江◆(「にんべん」に「栗」)◆(「にんべん」に「粟」)族自治州福貢県上◆(「はばへん」に「白」)鎮で臘吐底河が氾濫し、深刻な洪水災害が発生した。
湖南省も9日、今年の増水期に入ってから最大で範囲も最も広い局部的な豪雨となった。集中的で強い雨により、郷・鎮10カ所が被害を受けた。大まかな統計によると、綏寧県では11万2千人が被災し、数万人が緊急避難しているという。詳しい状況は現在、統計作業が進められている。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月11日