北京警察は12日午前9時より、武装パトカー150台を導入して、街頭での暴力事件やテロ事件の監視に当たっている。北京警察の武装パトカーによるパトロールが本格的に始まったことになる。京華時報が報じた。
武装パトカーの導入に当たり、各管轄区の治安や多くの人が集まる場所、事件発生状況などのビッグデータが総合的に分析され、▽主な中心地全てをカバーする▽パトカー1台のパトロール範囲は3キロ以内▽通報から現場到着までの時間を3分以内にする---という原則を基に、各パトカーが配置された。24時間、北京市内の全ての場所を監視していることになる。
また、各パトカーごとに、パトロールのルートや停車位置、停車時間、パトロールの頻度などが規定されている。停車位置は、主な交差点や人が密集する場所、重点区域などだ。
停車中、警察が下車して周辺の目に見える範囲で、パトロールや職務質問などを展開する。また、指令があった場合は、パトカーが速やかに現場に駆け付ける。武装パトカーは、北京の街頭を防衛するために長期駐屯しており、規定に基づき拳銃を持った警察が1台当たり9人、補助警察4人が配置されている(同一時間の1台当たりの警察は2人、補助警察は1人以上)。武装パトカーは、市局と分局の勤務指揮部門が直接指揮、動員している。
同市公安局の責任者によると、武装パトカーのパトロールは、市民が警察を目にする機会や事件の発見、解決率を向上させ、各種違法行為や犯罪を根絶することで、市民の命や財産を守ることがねらいだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年5月12日