2014年5月12日  
 

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異色のSFラブストーリー「黒四角」の奥原浩志監督インタビュー

 2014年05月12日14:17
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 初の長編「タイムレス・メロディ」(99)で、釜山国際映画祭において日本映画として初のグランプリを受賞、その後も「波」(01)でロッテルダム国際映画祭・最優秀アジア映画賞(NETPAC AWARD)を受賞するなど国際映画祭で高い評価を受けた奥原浩志監督が北京で新作を撮影した。タイトルは「黒四角」。全編中国語で5月17日から日本で順次公開される。2008年から北京に拠点を移して活動している奥原監督ならではのリアルな会話と描写によって、ミステリアスで美しい異色のSFラブストーリーに仕上がっている。人民網日本語版が伝えた。

 ■黒い四角い物体から、突然裸体の男が現れる・・・。時空を超えたラブストーリー

 舞台は北京郊外の芸術家村・宋荘。売れない画家のチャオピンはある日、空を飛んでいく黒い物体を発見し、それに誘われるように荒涼とした大地にたどりつく。黒い物体が荒れ地に降り立つと、そこから突然裸体の男が現れる・・・。男は、自分の名前もどこに行くのかさえも覚えていない。チャオピンは、男にどこか奇妙な懐かしさを覚える。それは、妹のリーホワも同じだった。そして、物語は60年前の切ない愛と友情の記憶へと導かれていく。

 主演は、陸川(ルー・チューアン)監督の「南京南京(原題)」や蒋欽民(ジャン・チンミン)監督の「東京に来たばかり」で中国人監督とタッグを組んだ中泉英雄。ほかに中国に拠点を移して活躍している「ワイルド・フラワーズ」の鈴木美紀、オーディションで選ばれた舞台を中心に活動する陳璽旭(チェン・シーシュウ)と新鋭女優の丹紅(ダン・ホン)が重要な役で登場する。日本人キャストを含めオール中国語で撮影され、プロデューサーは中国人、資本も中国と日本の半々で制作された「黒四角」は、今の中国映画界を象徴する国の枠を超えたボーダレス・ムービーとなっている。しかし、そもそも日本で着実に映画を撮り続けてきた奥原監督が、なぜ中国で映画製作を手掛けることになったのだろうか?

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