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中国人特派員が日本の自動車教習所に通って感じたこと

 中国では来年から、自動車運転免許証の申請・受領および使用について、新たな規定が施行されるため、多くの人々にとって試験の難度が上がると予想される。日本ではほとんどの国民が運転免許証を取得する。人民日報社の国際専門紙「環球時報」日本特派員は日本で教習所を卒業し免許を取得したばかりだが、非常に感慨深い体験をした。「環球時報」が伝えた。

 ▽教習所費用は2万元

 千葉県内に、「印西(いんざい)中央自動車学校」という教習所がある。大通りに面する黄色の校舎は大きくないが、校内の技能教習用の道路・施設は非常に整備されており、信号もあり、外部の路面状況と基本的に同じだ。

 日本の自動車教習所費用は非常に高く、入学手続きの際、約20万円を一括で支払うのが一般的。期限内に履修できなければ、補講代・検定代などを別途納める必要がある。免許取得まで25万円ほどかかり、2万元に相当する。金額は個人の能力によって上下するが、大きな差異はない。

 日本の自動車教習所は非常に厳しく、学科教習と技能教習を各二段階、履修する必要がある。各段階では検定合格が求められる。補講費用は1回4千円、卒業検定費用は1回6300円。よって生徒は補講を免れるため、真剣に聴講する。

 ▽「通行人無視」は受験資格取り消し

 記者が在校中、教官から終始教えられた大切なポイントがある。「通行者優先」だ。交通規則を学ぶ際、教官は交通規則遵守の最も重要なのは「人本位」であり、運転の際には必ず通行者に道を譲るよう教えた。交通規則では信号のない横断歩道を渡る人がいる場合、運転者は必ず停車し、通行者の横断が確認できた後に、運転を再開できると定めている。停車規定に従わずに交通事故が起きた場合は、運転者の責任となる。この規則を知る前から、記者が道を渡ろうとした時に車が停車し、運転車に「渡りなさい」と手で合図されるのが日常茶飯事だった。当時はとても不思議に感じたが、今になって納得した。教官は繰り返し、「通行者は弱者、運転者は強者、だから強者は弱者を必ず守り、弱者に譲る必要がある」と強調した。

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