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白鶴酒造社長、中日両国の酒文化を語る

白鶴酒造の嘉納健二・社長

 白鶴酒造株式会社(神戸市東灘区)は269年の悠久の歴史を有する。「白鶴」の名は清純、雅やかさ、長寿万年の願いの象徴で、日本で最も著名なブランドのひとつとなった。他の歴史的銘酒と同様に、白鶴の日本酒は日本の文化と素養をある側面から映し出している。人民日報のウェブサイト「人民網」はこのほど、白鶴酒造の嘉納健二・社長を訪ね、中日両国の飲食・生活文化の交流と発展について聞いた。「人民網」が伝えた。

 -----日本酒はいわば日本の「国酒」であり、日本文化を最も代表する要素のひとつ。日本酒は全世界で非常に歓迎されている。日本酒の文化的魅力とは何か。

 「日本酒は米、米麹、水を発酵させ醸造する日本の伝統的なアルコール飲料。日本酒を西洋のワインと比べる人が多いが、果物を醸造したワインに比べ、日本酒は米だけでこれほど芳醇な口あたりを引き出せるというのが不思議なところで、多くの人々を魅了している理由。また、純粋に米を醸造したアルコール飲料は、とても健康的なイメージを与える。とりわけ欧米のお客様の多くは、健康のために日本酒を飲んでいる」

 「日本酒が海外で広く歓迎されているもう一つの理由として、日本料理の世界的な影響力の高まりがある。国内で好まれるのは寿司や刺身など魚料理だが、生の魚は外国のお客様には抵抗感があった。しかし日本料理は非常に健康的だということで、こうした食べ方も徐々に受け入れられつつある。そんな中、日本料理に最も適したアルコール類とは何かという新たな問題が浮上し、日本酒に注目が集まった。日本酒独特の甘みと清らかな香りは、アルコール本来の酸味と完全にとけ合い、日本料理との相性は抜群。日本酒の名は世界各地に広まり、日本の特色と独特の魅力を備えたアルコール飲料と認知されるようになった」 

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