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ロイヤル・カリビアン社の国際クルーズ客船「海洋神話」号=上海の呉淞口国際クルーズ客船ふ頭 |
世界的な大型クルーズ客船運行会社のコスタ・クルーズとロイヤル・カリビアン・インターナショナルは3日、来年に上海を母港として入港するクルーズ客船の日本寄港を5月まで見合わせ、航路を韓国などに変更すると発表した。日本寄港を見合わせる理由について、業界関係者は「日本政府による釣魚島(日本名・尖閣諸島)『国有化』の影響で、先行きがなお不透明なため」とみる。「東方早報」が伝えた。
■相次ぐ航路変更 日本を回避
ロイヤル・カリビアンは3日、「海洋渡行者」号は来年3月31日、上海に帰港する予定で、2年連続で中国を母港とする航路になると発表した。ロイヤル・カリビアンが計画中の航路では、来年3-4月、「海洋渡行者」号は7つの韓国航路を販売する予定だ。期間は3泊4日もしくは4泊5日で、目的地は韓国の済州島や港町の釜山が含まれる。関係者によると、5月の航路もすでにほぼ確定しているが、日本航路はやはり予定に入っていないという。
コスタ・クルーズは3日、来年上半期は日本へ向かわず、韓国航路に変更することを明らかにした。コスタ・クルーズの担当者は「来年は、国際クルーズ客船『ビクトリア号』と『大西洋号』の中国入港を計画している。うち「ビクトリア号」は来年2月25日から上海を出港し、韓国の済州島や仁川、ソウルに向かう4泊5日と5泊6日の行程となる。来年7月4日から運航する上海出港の国際クルーズ客船「大西洋」号は航路、出航本数がまだ未定」と述べた。
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