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「医療園区の新モデル構築」「健康都市の新モデル構築」分科会会場 |
国連グローバル健康環境組織、「中華医学百科全書」活動委員会などの機関が共同で開催する「第1回国際健康フォーラム・2013年『中華医学百科全書』編集主幹年次総会」が8日、北京の人民大会堂で開催された。同日午後に行われた「医療園区の新モデル構築」分科会および「健康都市の新モデル構築」分科会において、東京経済大学の周牧之教授、東京大学の渋谷健司教授、元日本国立がん研究センター中央病院長の土屋了介氏(財団法人癌研究会顧問)、日本健康医療開発機構の横山禎徳理事、鎮江市の朱暁明市長、日本森ビル都市企画株式会社の山本和彦・代表取締役社長、イタリアからはデザイナーのマリオ・ベリーニ氏やイーコ・ミリオーレ氏らが一堂に会し、中国の都市化が直面している諸問題や鎮江エコ文明先行区(江蘇省鎮江市)の理念・目標などさまざまな課題をめぐり、掘り下げた討論を展開した。
鎮江市の朱暁明市長は、鎮江エコニューシティ建設プログラムがスタートした経緯や鎮江の地理的優位性について説明した。鎮江エコニューシティ総合計画のプロデュースとデザインを担当する周牧之教授は、鎮江エコニューシティの計画概要を発表した。これによると、江蘇省鎮江市は2012年に鎮江エコニューシティの建設計画をスタートさせた。面積220平方キロメートルに及ぶ計画区域内に人口100万人規模のエコニューシティを建設、現代都市病と環境汚染という2つの難題を解決する道を探る。エコニューシティ総合計画に携わる専門家チームは、中国、日本、欧州の専門家で構成され、中国や日本などの環境保護協力分野におけるモデルプロジェクトとして位置付けられている。
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