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<企画>靖国参拝 私利のために国益を犠牲にした安倍首相

 2013年12月31日13:38
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 日本国首相の安倍晋三は26日、第2次大戦のA級戦犯を祀る靖国神社を公然と参拝し、軍国主義の亡霊を公然と呼び戻そうとした。中韓両政府は直ちに極めて強く反応し、米国など他の国々も次々に驚きと不満を表明した。これによって最も損なわれたのは表面的には中日関係、韓日関係だが、本質的には日本自身の国益である。



【安倍首相の靖国神社参拝について中国政府の反応】


■ 安倍首相の靖国参拝に関する楊潔チ国務委員の談話

 楊潔チ国務委員は「日本の首相である安倍氏が靖国神社に参拝することは、決して日本の内政ではなく、なおさら個人の問題などではなく、侵略と反侵略、正義と邪悪、光明と暗黒に関わる善悪正邪の重大問題である」と表明した。>>>詳細へ

■ 政協全国委外事委員会の責任者は安倍首相の靖国参拝について談話

 中国人民政治協商会議(政協)全国委外事委員会の責任者は27日、政協に参加している各党派、各団体、各民族、各界の人々は安倍晋三首相の靖国神社参拝に対して強い憤りと厳しい非難を行い、中国政府が日本に示した厳正な立場を断固支持すると表明している。>>>詳細へ

■ 安倍首相の靖国参拝に関する全人代外事委責任者の談話

 中国全国人民代表大会(全人代)外事委員会の責任者は27日、日本の首相の靖国神社参拝について「歴史が忘れ去られることはなく、中国人民は戦争犯罪を抹殺するいかなる言動も決して容認しない」と表明した。>>>詳細へ

■ 外交部、安倍首相の靖国神社参拝について談話を発表

 中国外交部(外務省)の秦剛報道官はこのほど、安倍晋三首相の靖国神社参拝について談話を発表し、「日本の指導者は事態の収束に努めないばかりか、より事態を悪化させた」と表明した。>>>詳細へ

■ 王毅部長が木寺大使呼び出し、安倍首相の靖国参拝に強く抗議

 王毅外交部長(外相)は26日午後、日本の木寺昌人駐中国大使を呼び出し、安倍晋三首相が靖国神社を参拝したことについて、「安倍首相は歴史の潮流に逆らって、靖国神社を頑として参拝した。これは国際正義に対する公然たる挑発であり、人類の良識をほしいままに踏みにじるものである。私は中国政府を代表して日本側に強く抗議し、厳しく非難する」と表明した。>>>詳細へ

■ 程永華駐日大使が日本側に強く抗議

 中国の程永華駐日大使は26日午後、日本の斎木昭隆外務次官と会見し、安倍首相が靖国神社を参拝したことについて厳正な申し入れを行い、強く抗議した。>>>詳細へ

【安倍首相の靖国参拝に国内外から非難の声】


 日本の安倍晋三首相が26日に頑として靖国神社を参拝したことについて、国際社会は強く非難し、日本国内の他党からも批判の声が上がっている。

■ 日本の多くの政党が強く非難

 民主党の海江田万里代表は「安倍首相は慎重に、大局的立場に立って決定をすべきだった。中韓両国との外交関係に配慮して参拝を自重すべきだ」と表明。

 共産党の志位和夫委員長は記者会見で「日本の侵略戦争を美化する立場を全世界に宣言することにほかならず、断じて許すわけにはいかない」と強く非難した。

 社民党の吉田忠智党首は「おごりだ。厳重に抗議する」と表明。生活の党の小沢一郎代表は安倍首相の靖国参拝に反対する談話を発表した。
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■ 日本メディアの反応

 朝日新聞は28日、安倍氏の靖国参拝に対する日本の一般市民からの批判の声を掲載した。

 毎日新聞は27日付社説で「安倍首相は中韓との関係改善について『対話のドアはオープンだ』と言い続けている。しかし、『ドアの前』に靖国参拝という障害物を自ら作り、東アジア地域のビジョンを見えにくくした。」と指摘。>>>詳細へ

 中日新聞は27日付社説で「中国は日本に侵略され、韓国は日本に植民地支配されたという歴史上の事実は消せない。安倍首相がどう弁解しようと、靖国参拝は戦争発動者を称える行為だ」と指摘。

 神奈川新聞は27日付社説で「歴史を直視する指導者なら、靖国神社に足を踏み入れることはない。安倍首相はA級戦犯の罪の重さを認識し、距離を置くべきだ」と指摘。

■ 韓国政府も日本側に強く抗議

 安倍氏の靖国参拝に対して、韓国は初めて政府報道官として劉震龍文化体育観光相が非難声明を発表。

 韓国の与野党議員からなる「正しい歴史教育のための国会議員の会」は26日の声明で「安倍首相の全ての行いは日本の侵略戦争で苦しみを受けたアジア近隣国への侮辱であり、韓日外交は致命的な打撃に直面している。この全ての責任は安倍政権にある」と指摘した。>>>詳細へ

■ 米国政府の反応

 在日米国大使館は26日にウェブサイト上に声明を発表し、「日本の指導者が近隣諸国との緊張を激化させる行動を取った」として、安倍氏の靖国参拝に「失望」を表明。>>>詳細へ

■ 各国の世論の反応

 国連の潘基文事務総長:「日本は他国、特に第2次大戦の被害者の感情に対してしかるべき尊重を示し、北東アジア諸国との相互信頼と緊密なパートナーシップの構築に重点を置くべきだ」

 米国日本専門家:「米国は安倍氏の行為に心から失望している。特に米日同盟関係が非常に肝要な時期にある時、安倍氏のやり方は同盟関係強化に向けた米日の努力を無駄にした」>>>詳細へ

 ロシア科学アカデミー東洋学研究所の首席研究員:「靖国神社はアジアの人々に対して犯罪行為を犯した戦犯を祀っており、安倍首相の靖国参拝は中韓などかつて日本に侵略されたアジア諸国の人々の感情を傷つけた。」>>>詳細へ

 スイス紙論説:「7月の参院選勝利後、安倍首相の心はどんどん右寄りになっている。日本は20世紀前半の独裁時期と結びつきかねないと懸念する声もある。」>>>詳細へ

 マレーシアのベルナマ通信:「安倍首相は国際社会、アジア近隣国および日本の民衆の反対を無視して、第2次大戦のA級戦犯を祀る靖国神社を頑として参拝し、中韓などアジア諸国との関係悪化を招いた」

 英紙:「靖国神社はアジア諸国から日本の侵略の象徴として非難されており、安倍首相の靖国参拝はその『右翼事業』を深化させるものと受け止められている」

 ドイツの評論家:「安倍首相の靖国参拝は、近隣国との衝突を避ける『実務』外交政策からさらに遠ざかったことを意味する」>>>詳細へ

【中国専門家の解説】


■ 私利のために国益を犠牲にした安倍首相

(1)中日関係、韓日関係 

 安倍氏は対話のドアはオープンだと主張し続けているが、参拝の伝えたメッセージは、日本が外交的配慮において中韓をほぼ完全に無視しているということだ。中韓としては、日本側が自国を無視するとの最後の一線をすでに示した以上、対日政策の確定がかえって一段と容易になった。>>>詳細へ

(2)日米関係

 日本の首相による靖国参拝の問題において、米国は通常と異なり明確な姿勢を初めて表明し、周辺国との関係の扱いに日本が失敗したことに失望をあらわにした。>>>詳細へ

(3)日本国内

 靖国参拝によって、ようやく得られた国内政治の相対的な安定に分裂が生じ、貴重な政治資源・力が分散し、最重要の政治目標である景気回復の実現もぐらつく。>>>詳細へ

(編集LX)

 「人民網日本語版」2013年12月31日

【特集】安倍首相による靖国参拝の波紋

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