コンサート会場 |
大晦日の夜を東京で過ごした記者は、2014年「ニューイヤーコンサート世界の旅」特派員・楊凌趕氏とともに、日本で名高いサントリーホールに赴き、ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団「ジルヴェスター・コンサート2013」を鑑賞した。余韻さめやらぬレハールの「私たちの心にだれが恋を沈めたのか」から燦然と輝くヨハン・シュトラウスⅡ「皇帝円舞曲」を聴きながら、新たな一年を迎えた。広州日報が伝えた。
■地震後でも振袖姿で静かに並ぶ人達
31日午前10時頃、日本の東部、茨城県でマグニチュード5.4の地震が発生した。現地のテレビは直後に地震速報を流したが、東京都内は整然としており、人々は普段通りだった。日本人は地震に対してもはや「敏感」ではなく、依然として約束を守り、とりわけニューイヤーコンサートという大切なイベントには、早くから会場入りしていた。記者も同じく開演1時間前の午後9時に到着した。場内は案の定、華やかな出で立ちの客であふれかえっていた。振袖に髪を結って入場する女性も少なくなかった。
最も忙しかったのは、おそらくホール入口のクロークだったろう。入場者のほとんどがコートやバッグを預けていた。手際よいスタッフが30秒で一人分をスピーディーに運んでいた。100人以上が並んでいたが、まったく静かだった。