2014年5月16日  
 

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寧夏の送電線作業員と日本のエリート女性が結婚 (3)

ゴールインまでの感動秘話

 2014年05月16日09:05
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 ○幸せな結婚生活を守る努力を継続

 結婚後、夫婦は長期間別居を余儀なくされ、一緒にいられるのはほんの僅かだった。だが、離れ離れの生活によって、夫婦の愛は覚めるどころか、互いへの愛はますます深まった。新婚当初はちぐはぐしていたことも、だんだんとうまく回り始めた。互いに思いやりを持ち、互いを受け入れるために、2人は、普通の夫婦に比べるとずっと多くの努力を払っている。

 昼間、夫の仕事中に電話をかけて邪魔することのないよう、絹代さんは細かく気を配った。夫からもらった作業スケジュールを参考に、休憩時間に電話をかけ、微信(WeChat)でメッセージを送った。また、毎日オンライン・ビデオ通話を利用して、夫に安全作業を呼びかけ、体調にくれぐれも注意するようアドバイスした。李さんの同僚たちは、このような細やかな心配りのできる日本人の奥さんを、しきりに羨ましがった。

 李さんは作業現場で、夫婦の愛情の証である「お宝」を披露してくれた。それは、出発地は国内各地だが、目的地はただ一つ、「蘇州」の鉄道切符だった。「会社が担当するプロジェクトは、寧夏、西蔵(チベット)、青海、山東など、全国各地に分布している。各プロジェクトが終わるたびに、あるいは進行中にまとまった休みが取れると、同僚たちは全員銀川に帰ったが、僕は妻に会うために蘇州に行った。妻も、休暇が取れたら、僕に会いに来てくれた。一緒にいられる時間が短いからこそ、それは僕らにとって何よりも貴重な時間だ。これらはただの鉄道切符ではない。僕たちの愛情の最大の証拠物件だ」と笑いながら話す李さんの表情には、妻に対するすまなさや、どうにもならないもどかしさの気持ちも若干含まれているようだった。

 中国西北部の人々は、「辛くない料理など大嫌い」で、あっさりした味を好む日本人の食習慣とは全く異なる。食事の好みについては、2人は最初から全く異なっていた。そのうち李さんは、冬の休みを利用して蘇州で料理教室に通った。絹代さんが仕事を終えて帰宅すると、美味しそうな料理がテーブルの上に所狭しと並び、彼女はいたく感動した。今では、日本人妻は、中国人夫が作る魚香肉絲(細切り肉のピリ辛炒め)や宮保鶏丁(鶏肉とカシューナッツのピリ辛炒め)が大好物になり、中国人夫も、日本人妻が腕を振るったお寿司やビーフカレーが大好きになった。

 李さんは、「僕のことを心から慕ってくれて、僕の仕事を全面的に応援してくれる妻を持ち、僕は本当に幸せだ」と話す。一方、妻の絹代さんも、夫について、「日々の生活を大事にして、一心不乱に仕事をする、心の底から頼れる男性」と絶賛する。彼女は、「中国人は、『送電線作業員のところになど、娘を嫁がせるものではない。1年中、一人で留守宅を守らねばならないから』という。でも私は、そう思わない。中国の送電線作業員が最も魅力的に映るのは、彼らの強い責任感による。この点で、夫は特に際立っている。家庭や仕事に対してはもちろんのこと、愛情に対する彼の責任感は、日本人男性など遠く及ばない。彼と結婚して、本当に幸せ。後悔など全くしていない」と話した。(編集KM)


 「人民網日本語版」2014年5月16日

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